「好意を伝えましょう」を鵜呑みにして、仮交際で痛い目を見た話

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「好意はちゃんと言葉にして伝えましょう」

僕はこのアドバイスを素直に実行して、「この人だ」と思えた方との仮交際が終わってしまいました。

このアドバイス自体が間違いだとは思っていません。でも、鵜呑みにすると痛い目を見るケースがあることを、僕は身をもって知りました。同じ失敗をする人が一人でも減らせたらと思います。

なぜこれが定番アドバイスなのか

結婚相談所の婚活は、期限のある活動です。

仮交際は同時並行が認められていて、お互いに複数の相手と会っている可能性があります。気持ちを伝えないままだと「自分に興味がないのかな」と思われて、他の人に流れてしまう。だから「好意は言葉にして伝えたほうがいい」と指導されるわけです。

理屈としては正しいと思います。僕もそう信じて、素直に従いました。

僕に起きたこと

やっと出会えた「この人だ」と思える人

僕は1月に結婚相談所(IBJ加盟店)で活動を始めました。「目安は3ヶ月で成婚」と言われていたのに、夏になっても「この人だ」と思える方に出会えない。毎週欠かさずお見合いを組んでも、好きになれそうな出会いがないまま、季節だけが過ぎていきました。

そんな中で、やっと出会えたんです。「この人かもしれない」と心から思える方に。

惹かれた理由のひとつは、話し方でした。媚びる感じも嫌らしさもない、自然な口調。会話も盛り上がりました。お見合いの席で、こう言ってもらえたんです。

「私はいつも、相手を楽しませなきゃと頑張りながら話していて、膝の上でハンカチをずっと握りしめているんです。でも、のとさんと話しているときは、それがなかったです。」

仮交際が成立してからは週に1回のペースで会っていて、次に会うまでの間には、電話もするようになっていました。

カウンセラーさんからの報告も心強いものでした。

「お相手は『こんなに話しやすい人は初めて』と言っていましたよ。ラブラブですね」。

お世辞ではなく、本当に両想いなんだと思える言葉でした。初めて会ったときから気持ちが入ってしまった僕は、会ってない間も熱が上がっていく一方でした。

「追われると冷めるんですよね」と言われた

ある日の夜。お相手と電話をしていると、元彼氏の話をしてくれました。

「最初は全然興味がなくて、何度告白されても振り続けたんです。それでも毎日のように付き合ってほしいと言われるから、折れて付き合ってみたら、今度は私の気持ちが上がっていく一方で、彼の気持ちは逆に冷めていって……最終的に、酷い振られ方をしました。それでも、まだ未練があるんです」

この話を聞きながら、頭では理解していました。この人は、追いかけられると冷めてしまう人なんだ。好意を前面に出してはいけないんだ、と。

でもその直後、話の流れで聞かれたんです。

「私のことって、どんな印象ですか?」

喋るのが得意ではない僕は、とっさに他の言い方が出てきませんでした。

「タイプです」

「……追われると冷めるって言いましたよね」

そこから、空気が変わりました。

「婚活の土俵に立っていない」と言われた

その次のデートでは、昼から水族館で一緒に過ごしました。そして夜ごはんの席で、こう言われたんです。

「毎日LINEでやりとりするのもキツイんですよね。それって、会った時に話せばよくないですか?」

電話だけでなく、毎日LINEも送っていました。自分では「仲良くなれている」という感覚でしたが、相手にとってはプレッシャーになっていたようです。

さらに、こう聞かれました。「結婚したら、何をしたいですか?」

僕は正直に答えました。「まずは旅行に行ったり、2人でデートをしたり、お互いのことをもっと知る時間を作りたいです」

返ってきたのは、こんな言葉でした。

「それって、恋愛の延長線ですよね。あなたは婚活の土俵に立っていないと思います。私は結婚したら資格を取りたい、昇進したい、子供を産みたい。他にもやりたいことがあります。」

正直、混乱しました。挙げられたことの大半は、別に結婚しなくても一人でもできることばかりだ……とも思いました。でも、相手の価値観に反論しても仕方がない。黙って聞いていました。

そのデートが解散した後、すぐに自分の仲人に電話して相談しました。話しているうちに、「お相手から終了の意向が来ました・・・」と伝えられました。

振り返って気づいた、失敗の本質

当時は「なんで」という気持ちでいっぱいでした。でも時間が経って整理すると、失敗の本質が2つ見えてきました。

1つ目:サインに気づいていたのに、直接聞かれて言葉が出なかった。

「この人に好意を表に出してはいけない」というサインには、会話の中で気づいていました。それでも「どんな印象ですか?」と直接聞かれたとき、とっさに他の言い方が出てこなかった。

後から言い訳がましいとは思いますが、今でも正直に思うのは——あの質問は、地雷を踏ませるための誘導だったんじゃないか、と。 相手は自分が追われると冷めることをわかっていて、それでも印象を聞いてきた。その罠にノコノコと踏み込んでしまいました。

2つ目:婚活の「温度感」が根本的にズレていた。

「結婚したら旅行や2人の時間を」という僕の答えは、相手には恋愛思考に映った。 お相手は人生設計のパートナーとしての結婚を考えていた。 どちらが正しいかという話ではなく、目的地が違う2人だったのかもしれません。 ただ、気持ちが盛り上がってしまう前に、お互いが結婚に何を求めているのかを話し合えていれば、もう少し違う展開もあったかもしれない、とは今でも思います。

これから仮交際する方へ

「好意は伝えましょう」は、捨てなくていいアドバイスです。でも、そのまま鵜呑みにせず、次のことを頭に置いておいてほしいです。

  • 「私のことどう思ってますか?」への答えを用意しておく:仮交際では、デート中でもカウンセラー経由でも、相手の気持ちを確かめる質問はわりとあります。とっさに言葉が出ないと、僕のように直球で答えてしまう。「お会いするたびに印象が良くなっています」「一緒にいると居心地がいいです」のように、好意を直接ぶつけない言い回しを頭に入れておくと安心です
  • LINEの頻度は相手に合わせる:自分が「仲良くなれている」と感じていても、相手にはプレッシャーになっていることがある。返信のペースや量で相手の温度を読む
  • 「結婚観」の確認は、気持ちが盛り上がる前に:テンションが上がってからでは冷静に話せない。温度が低いうちに、相手が結婚に何を求めているかを聞いておく
  • 両想いの報告は「確定」ではない:カウンセラーから「お相手も好印象」と聞いても、相手の気持ちはまだ動いている途中。そこで一気に加速しない

好きになれる人に出会えたこと自体は、婚活の中でも本当に貴重なことです。だからこそ、その出会いを自分の勢いだけで終わらせてしまわないでほしい。

まとめ

「好意は伝えましょう」というアドバイスは正しいです。でも、相手の温度やタイミングを無視して直球で伝えると、僕のように大事な出会いを失うことがあります。

相手のサインを読む。価値観を早めに確認する。自分の熱量が上がるほど、一呼吸おく。

僕はこの3つを、一番痛い形で学びました。この記事が、同じ失敗を防ぐ役に立てば報われます。

この出来事で仮交際は終了し、僕は心が折れかけました。そこからどう立て直したかは別の記事に書いているので、いま同じように落ち込んでいる方は、こちらも読んでみてください。

婚活疲れを感じたら?結婚相談所で心を折られた僕が立て直した3つの方法

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